1:スマートベルトで健康管理
食べた後や座ったときなど、ベルトがきつくなると自動的に締まり具合を調節してくれる優しいベルト、『Belty』。
しかし、『Belty』はユーザーに優しいばかりではない。コンセプトは健康管理なので、常にユーザーの行動をトラッキングしている。
座っている時間が長過ぎれば知らせてくれるし、スマホと連携して歩数や胴囲の変化も蓄積して、太ってきているかどうかも確認できる。また、健康管理のためのアドバイスもしてくれるのだ。
2:GPSでトラッキングするスマートペダル
スマートバイクが次々と登場していくなか、ペダルには注目が集まらず忘れ去られていたように思えた。しかし、ようやくスマート化された『Connected Pedal』は、GPSと通信装置が内蔵されており、常にクラウドに情報を提供しながら自転車を追跡してくれる。
誰かに盗まれればスマートフォンに知らせ、現在の自転車の位置を知らせてくれる。また、ユーザーが自転車を使用すれば、移動距離やルート、速度や坂の勾配などが記録され、消費したカロリーも計算、これらのデータがクラウドに保存される。その蓄積されたデータはスマートフォンで確認できるのだ。
3:読み忘れを防止するスマートしおり
『Tweet for a read』には、光センサーとタイマー、ナノチップが組み込まれており、読みかけの本に挟んで一定時間が経過すると、読み忘れている本がある旨を本人とは別のアカウントからツイートしてくれるのだ。
また、『Tweet for a read』は作家別に数種類用意されていて、通知の際には作家の発言や代表作の文を引用し、作家自らがツイートしたかのようにつぶやいてくれる機能も持っている。
このスマートしおりを作っているPenguin Booksは大手出版社だが、ブラジルでの深刻な読書量減少への対策の一助として考案されたらしい。
4:少しおせっかいなスマートオーブン
スマートオーブンの『MAID』はインターネットに接続し、クラウドにストックされている様々なレシピをもとに作動するという。
それだけではない。どんな料理を作るか決めるところから手伝ってくれるという。しかも「おすすめ」を聞けば料理を決めて、材料から作り方まで音声や映像を交えて解説してくれるのだ。
また、学習機能もあり、ユーザーの好む調理方法を学習してクラウドから選んだレシピにも反映させるという。そして極めつけは、スマートフォンやスマートウォッチでユーザーをトラッキングし、運動すべきだとアドバイスするという。
なんともおせっかいな調理器ではある。
5:スマートインソール
特殊な圧電アクチュエータを内蔵し、インソールに加えられた重みを計測、重心の異常があれば振動で知らせ、強制するというスマートインソール。
計測されたデータはスマートフォンに送られ解析されるので、体のバランスを確認することもできる。
まだ大学で開発されたプロトタイプなので製品化はされていないが、リハビリやスポーツトレーニングで利用されるようになるのかもしれない。
以上、特にユニークなものを見てきたが、まだまだスマート化を待っている製品は多い。そして、スマート化の波は加速しながら広がって行き、我々の生活をますます便利にしてくれることだろう。
FUTURUSでも、新しいスマート化をいち早く紹介していきたい。
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【参考・画像】
※ Emiota
※ Vibrating Shoes Restore Balance for Seniors – IEEE Spectrum
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