ドローンエアポートとは
ヘリポートのようにドローンが着陸するとそこでワイヤレス充電を行うことができ、またそこから飛び立つことが可能。コンセプトでは『パックマン』のように開閉するカプセル型のヘリポートにドローンを格納することができる。
着陸はGPRSと発信機を使い全自動で行われるため、操縦者が神経をすり減らすこともない。もっとも、応用を考えると飛行自体も全自動、つまりオートパイロットで行われる本来の意味でのドローン(ロボットを意味する言葉)が前提なので心配無用だろう。
配送用エレベータとの連携
興味深いのは、このドローンエアポートはエレベーターと連携することで屋上と部屋を行き来できる点だ。
狭い飲食店でメニューを2Fへ運ぶのに使うエレベーターを連想するとわかりやすいが、屋上に着陸したドローンはエレベーターを使い部屋の中へ移動して荷物を配送することが可能となる。
AmazonやDHLなどの企業がドローン配送の実験をはじめようとしているが、このドローンエアポートと配送用エレベーターがあれば一戸建てだけではなく、都市部の高層ビルであっても配送が可能となる。むろん配送用エレベーターが屋内にある必要はなく、後付けで窓の外側に付けても十分機能するはずだ。
ニューヨークの古いマンションは非常用階段が外側についていおり、それがひとつの特徴的な景観となっているが、このドローンエアポートと外付け配送用エレベーターが普及すると、そういった景観のひとつになるかも知れない。
考えてみれば、電車や船、飛行機にしても、駅・港・空港といったものがあって初めて機能する。これまでドローン単体に着目しがちだったが、ドローンをとりまく周辺環境、インフラ整備にも今後注目していきたい。
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