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NVIDIAの新作「頭脳」が自動運転を加速させる

欧州自動車メーカーを対象にシェアを拡大

1999年に開発したGPU『GeForce(ジーフォース)』を皮切りに、グラフィックス・アクセラレータでシェアを拡大してきた。

同社に於ける自動車部門のスタートは約10年前で、当初はルノーやフィアットなどの自動車メーカーが主体だったが、その後BMWやVWグループへと対象を拡大、現在は米テスラやホンダなど多くの自動車メーカーの開発をサポートしている。

そんなNVIDIAが今回の『CES 2015』で最新の車載コンピュータ『NVIDIA DRIVE』を発表した。

自動運転用の開発プラットフォーム『DRIVE PX』とデジタルコックピット用の『DRIVE CX』だ。

 

NVIDIA_DRIVE_PX

上の『DRIVE PX』には新開発のプロセッサ『Tegra X1』を2基搭載、最大で12台の高解像度カメラから得た入力信号に対して1.3Gpx/sの高速演算により自動運転を実現する。

『DRIVE PX』では混み合った駐車場でクルマが空いているスペースを自動で探し当てて駐車したり、ドライバーがスマートフォンでクルマを自動で呼び寄せることも可能となる。

ちなみにアウディが『CES 2015』に出展した自動運転機能付きのコンセプトモデル『Audi prologue Show Car』には、この『DRIVE PX』が搭載されている。

NVIDIA_DRIVE_CX

一方、『DRIVE CX』ではメータパネルのフルデジタル・ビジョン化を可能にする。

アウディが昨年、新型TT向けの『バーチャル・コックピット』と称するシステムを発表して大きな話題になったが、その機能を担っているのが『DRIVE CX』だ。

メーターパネル内のタコメーターやスピードメーターの大きさを縮小して、パネル全体にナビ画面を表示したり、各種メニューや情報表示が行えるようになっている。

これらの機能はセンターコンソール上に設けたコントローラで操作可能で、ステアリングホイールにも表示切り替えボタンがあり、手元を見なくても情報画面にアクセスすることができる。

その他にも、車両の周囲360度を俯瞰する画像をリアルタイムに表示したり、死角を解消するサラウンドビジョンが実現する。