ウェアラブル・デバイスがもっとも活躍するのは医療の分野かもしれないということが、最近の動向から予想される。
これまでもウェアラブル透析機やウェアラブル人工心臓などを紹介してきたが、一般ユーザー向けのスマートウォッチやリングと比べると切実さが違う。
そして今回紹介するのはウェアラブル心電図だ。アメリカのノースカロライナ州立大学が発表した研究である。シルバーのナノワイヤを使ったウェアラブルなセンサーによって、心電図検査のような電気生理学信号のモニターが可能になる。しかも長期間にわたって常時モニターすることができるのだ。
これによって患者の健康状態がつねに把握できるようになるほか、医療研究の進歩にも役立つことが期待される。さらには患者の電気生理的信号の変化に応じて、なんらかの対処を行うデバイスの開発も可能になるかもしれない。
Next ジェルを使わずに計測できる
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