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幽霊を本気でキャッチしたい人のための「際物ガジェット」

幽霊を本気でキャッチしたい人のための「際物ガジェット」

あなたは幽霊や精霊を信じるだろうか?

私は個人的に強烈な心霊体験を経験しているが、今となっては「あれは脳のいたずらだ」と思うようにしている。が、一緒に同じ体験をした友人の記憶はどう説明すれば良いか、未だに決着がついていない……。

さて、(まだ先ではあるが)夏になれば幽霊談義で盛り上がるが、その頃に間に合うかどうかと言うタイミングで、『GhostArk』という、冗談のようなガジェットが真剣に開発されており、既に予約販売されている。

『GhostArk』は、幽霊や精霊の声や、EVPを録音できる世界初のガジェットだそうだ。EVPとは、Electric Voice Phenomena(電子音現象)の略で、原因不明の声や音が録音機器に記録される現象を示す。

皆さんも、有名なアーティストの作品に、スタジオに居なかったはずの誰かの声が録音されていた、という話はご存じかもしれない。

 

幽霊を捕らえるオールインワンガジェット

この際物ガジェットと呼ばれそうな『GhostArk』は、同名のイタリアの企業が発表した。

『GhostArk』は前述の通り、幽霊・亡霊、精霊、EVP、その他の超常現象による音を捕らえて波形を表示できるだけでなく、ホットスポットやコールスポットを捕らえる温度計、電磁場測定器、ナイトビジョンが備わっている。

さらに、霊の強さを増長させるため(当方意味不明)のAM、FM、短波やホワイトノイズ発生機能も備わっている。

GhostArk

録音のためのマイクロフォンは高感度のものを2基搭載し、録音された音の波形はリアルタイムでモニターできる。電磁場メーターはマルチカラーで、数値表示も可能。

ホットスポットやコールスポットを捕らえたときは、LEDインジケーターが点灯する温度計付きだ。

つまり、見えない何かの存在を捕らえるための“オールインワン”ガジェットだ。しかもこれらの機能は同時に使用できる。

捕らえた超常現象の記録は、USBでPCに接続して転送できるので、持ち帰ってじっくりと検証できる。

 

押さえきれない好奇心は恐怖に勝てるか

『GhostArk』の開発チームのリーダーは、30年以上も超常現象を研究してきたその業界(?)では有名なMassimo Rossi氏だ。数々の現場を踏査してきた強者らしい。

当然、『GhostArk』の検証テストは心霊現象で有名なスポットで行われている。大量の処刑が行われたイタリアのサン・マルコ広場やペスト患者が強制収容されたラザレット・ベッキオなどだ。

GhostArk_フィールドテスト

 

この夏、高ぶる好奇心に勝てないという人は、是非『GhostArk』を携えて、かねてから気になっていた心霊スポットで決着をつけてみてはいかがだろうか。

このガジェットの信憑性を、信じるか信じないかは、あなた……。

 

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【参考・画像】

※ GhostArk