IT/テック

アップルが電力事業に進出?「太陽光発電」に8.5億ドルの投資を表明

低コストのソーラーパネルを手掛けるファーストソーラー社と契約

米アリゾナ州に本社を持ち、テルル化カドミウムという特殊な素材を利用することで、低コストのソーラーパネルを製造しているファースト・ソーラー社は10日、カリフォルニア州モントレーで展開するプロジェクトに、アップルが8億4,800万ドルを出資すると発表した。

同日にはアップルのCEOティム・クック氏が、サンフランシスコで開催されていたGoldman Sachs Technologyのカンファレンスでこの出資を表明し、注目を集めている。折しも、この日はアップルの株価が米企業で初めて時価総額7,000億ドルを超えた日となり、今後の世界のエネルギー事情を占う大きなニュースとして印象付けられた。

アップルは今回の契約で、2015年中頃から建設が開始される2,900エーカーの広大な発電所から、130メガワットの電力を受け取ることに。ファースト・ソーラー社のCCOであるJoe Kishkill氏は「アップルの今回のコミットメントはプロジェクトを成功させる手助けになり、そしてカリフォルニアでの太陽光電力供給を著しく増加させるだろう」と説明している。

Apple ソーラーパネル2