FCV普及過渡期の切り札に
2月12日には平行してトヨタ、ホンダ、日産の3社が、水素ステーションの整備促進に向けた新たな協力体制を発表した。3社は今後、政府の補助金による支援のもと、水素ステーションの運営に係る費用の一部負担等、具体的な検討を進めていくとしている。
また、岩谷産業株式会社は現在、東京タワー直下に水素ステーション建設中だ。オープンは3月を予定しており、本格的な水素エネルギー社会に向けての新たなランドマークとなるはずだ。
政府は2050年までに運輸部門の温室効果ガス排出量80%削減を達成するために、2025年時点でFCVを200万台、水素ステーション1,000箇所程度を普及させるシナリオを描いている。2015年に水素ステーションが100箇所設置されれば、その数は先行するドイツ・米国等を抜いて世界一となるという。
そうした観点から、移動式水素ステーション『ハイドロシャトル』は世界の水素エネルギー社会のモデルとなる可能性をも秘めているといえそうだ。
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【参考・画像】
※ 豊田通商
※ 大陽日酸
※ 岩谷産業株式会社