経済産業省・資源エネルギー庁によると、現在、日本で使われている発電電力構成の6割は石油や石炭などの化石燃料を使用した火力発電によるものだ。しかし、地球温暖化の原因となる温室効果ガスや、燃料の輸入依存度の高さ、埋蔵資源の減少といった課題を前に、自然の力を利用した“グリーンエネルギー”への期待が高まっている。
だが、依然として発電コストの問題はクリアできておらず、導入拡大にはさらなる取り組みが待たれているのが現状だ。一方で、世界に目を向けると、2014年に新設された風力発電の発電能力は約5,148万kwと過去最大になったことが、GWEC(世界風力会議)から発表された。