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タンパク質が違った!「自閉症」は唾液検査で早期発見が可能に

特定のタンパク質の量が違う

現在アメリカでは、実に68人に1人が自閉症スペクトラム(軽度から重度まで幅広い自閉症を含む)と診断され、しかもその数は増えつづけているという。

そして自閉症の診断は、行動観察によるものしかなく、生理学的に診断する方法はいまのところない。生理学的な診断方法が開発されれば、早期の診断とセラピーが可能になる。

この研究にあたって、研究者は自閉症と診断されている6歳から16歳までの6人の子供の唾液と、同年代の健常の子供6人の唾液を調べて比較した。その際に使ったのは、タンパク質の違いを計測する手法として知られる質量分析法だ。

「私たちは、自閉症の子供の唾液で9種類のタンパク質が顕著に多くなっていることを発見しました。そして、3種類のタンパク質が少ないか、存在しませんでした」と研究者のひとりアリサ・G・ウッズ氏はいう。これは、生理学的に自閉症を特定する始めての研究だという。

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しかし、当然まだサンプルの数が少ない。研究者たちは、健常児と自閉症児とで違いが見られるタンパク質をいくつか発見したといっているが、今後さらに調査サンプルの数を増やして確認していく必要があるという。