IT/テック

物質…転送…!? なんでも作れそうな多機能すぎる3Dプリンター

高度なモノ作りを可能にするマルチマシン

切削に限らず、木材へのレーザーによる彫刻や革へのカービングといった、アナログ寄りの素材に複雑な模様を描くこともできる。

もちろん、基本となる3Dプリンター機能も搭載。デスクトップで描画したものを即座にプロトタイプとして造形することが可能だ。

CNC Piranha03

この盛りだくさんの機能を使うことで、たとえばポリカーボネートのiPhoneケースを3Dプリントで出力し、ケースにはレーザーエッチングで画を描いて装飾し、角の部分にぴったりはまるような真鍮のバンパーをCNCで削りだして張り合わせるといった“高度なモノ作り”が可能になるのである。

『CNC Piranha Fx』は現在クラウドファンディングサイトの『Kickstarter』で資金調達中。出荷は米国のみとなるが、2,699ドルでレーザー彫刻、CNC機能、3Dプリンターが一体となったパッケージを手にすることができる。

 

このような多機能な3Dプリンターでできることは何か。個人で「すごいモノを作ることができる!」充足感だけには留まらないのだ。コンピューターやネットワークを使った個人によるモノ作り=ファブリケーションの第一人者である慶応大学の田中浩也教授に言を借りるならば、「物質の転送が可能になる社会」の実現である。

遠隔地同士でマシンを持つことによって、たとえば東京で使っているモノのデジタルデータを、ケニアに送ることで物質を削り出し、使うことができるようになるのだ。もちろん反対に送ることもできる。

輸送などの物理的な壁を越えて物質を転送することができれば、個人で地域社会に貢献することが可能になる。『CNC Piranha Fx』は、そんな究極の形のモノ作りをサポートしてくれるマシンなのである。

 

【関連記事】

空中だろうがニュルニュル出力する!クモの糸にヒントを得た3Dプリンター

※ ポケットに忍ばせておきたい!USBと充電ケーブルは1つの時代でしょ

電子回路を内蔵したボディが作れる「3Dプリンター」が登場!

3Dプリンターの精巧な心臓レプリカが子供の命を救う

羨ましい!今の子供は「3Dプリントペン」で空中に立体を描ける

【参考・画像】

CNC Piranha Fx – Kickstarter