埋め込んだセンサーから視神経に情報を送る
SF映画に出てきそうなデザインのサングラスがメインユニットのこの装置は、視力自体を回復させるものではない。手術によって眼球へ埋め込んだ装置を介し、“視神経へ直接的に映像を送る”というものだ。
仕組みを簡単に説明しよう。
サングラスには、レンズ奥に小型のデジタル・ビデオカメラを搭載。装着した人の前方映像を写すことができる。そして手術。眼球に専用インプラントを埋め込む。このインプラントには、デジタル映像を受信する小型レシーバーが内蔵されている。
術後に回復したら、サングラスをつけてスイッチを入れる。すると、レンズ奥のビデオカメラが装着者前方の映像を写す。写された映像は、ケーブルで繋がったVPUを介し、レンズ横のアンテナから無線で眼球側インプラントへ転送。映像を視神経に伝える……といった感じだ。
ちなみに、装置は全て電気を使って稼働させることができる。
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