“人工の眼”装着者は全米で15人目
センサーを埋め込む手術は、前述の通り、2月上旬に地元メイヨー・クリニックで行い、無事成功。装置をつけて、初めて家族と会ったのが下の動画だ。
10年ぶりに見た奥さんの顔は、ぼんやりと輪郭が見える程度だったそうだが、それでもやはり大喜び。
孫たちも、一番年長の子の顔は覚えている。彼が生まれた頃はまだ見えていたからね。でも、他の子たちの顔はまだ見たことがなかったんだ。みんなの顔が見られて本当にうれしいよ
アレン・ズデラートさんは、アメリカで15人目、ミネソタ州では初の“人工の眼”装着者となった。
「自分の眼で愛する家族を見たい」。これは誰もが望む普通の願いだ。それを障害者でも叶えられるという意味では、このニュースは科学やテクノロジーの力が、いい方向に及んだ好例のひとつだろう。
装置を開発したSecond Sight社はヨーロッパなどにも支社がある。今後も、欧米での装着者は増えていくことは間違いない。
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