スマートフォンという頭脳を手に入れたドローン
『LAB』の全面には165mm×90mm×10mmまでのスマートフォンを取り付けることができ、スマートフォンにインストールされたアプリを利用することで、複雑な処理を行えるようになる。
そのためLabRomance社は、『LAB』を“世界初のスマート・ドローン”と呼んでいる。
また、スマートフォンのディスプレイは丁度ドローンの顔として機能し、様々な表情や警告、メッセージを示したり、映像を映すことができる。
但し、基本的な飛行制御はドローンに搭載された専用プロセッサが処理するため、万が一スマートフォンがフリーズするなどしても、ドローンは墜落すること無く、安全に着陸することができる。
『LAB』の本体は、主にカーボンファイバーと超々ジュラルミン(アルミニウム合金の一種)で構成されており、重量は800g。使用しないときは折りたたむことができ、バックパックに入れて運ぶこともできる。
LabRomance社は『LAB』のアプリを開発するための各種APIを提供することで、オープンプロジェクトとしてアプリの開発を促そうとしている。
既に考えられている『LAB』の使い方は、スマートフォンが画像識別をしながら自立飛行することや、スマートフォンのディスプレイに広告を表示しながら飛行すること、あるいは災害時などの救援のために現場で情報を伝えること、さらにはパトロール中に警報を発することなどが例として上げられている。
Next アプリのアイデア次第で面白くなるドローン