ジャイロスコープ、LED、光センサー……『Ringo』の多機能性
3軸加速度計が搭載されていることで、『Ringo』は人や猫に軽く動かされるだけでも反応する。あるいは、元の位置に戻る機能にも役立っており、移動距離を認識している。
3軸ジャイロスコープは、『Ringo』がどの方向にどのくらい向きを変えたかを認識させている。
6つのLEDには、赤・緑・青の基本色があり、これらをミックスすることであらゆる色を作り出すことができる。これらのLEDを制御することで、『Ringo』の感情表現を色で表現することができるだろう。また、サウンドエレメントにより、『Ringo』が何かに反応したときに鳴き声や音楽を奏でることもできる。
光センサーが3台搭載されており、『Ringo』の周囲360度の明かりを感知している。例えば、懐中電灯の明かりを追いかけることや、影に反応させることもできる。また、光センサーと赤外線光源を合わせて利用することで、『Ringo』の周りにあるオブジェクトや動きを検出させることができる。
38kHzレシーバーは、テレビのリモコンと同じ信号を検知させることができ、『Ringo』をリモートコントロールすることができる。
エッジセンサーが『Ringo』の触覚に設置されており、形状のエッジを検出するため、テープの上をなぞらせたりすることができる。
『Ringo』で楽しみながらプログラミングを学習
『Ringo』には上記で紹介しきれていない機能がまだあるが、とにかくそれらの機能を操るプログラムを作ることや、誰かが作ったプログラムを取り込むことで、『Ringo』に個性を与えることができる。
これからロボットを制御するプログラムを学ぼうとしている人達にとっては、愛らしい虫型のペットロボットが良い教材になるだろう。個人的には猫用のおもちゃにほしいところだが……。
【関連記事】
※ たった50ドルの「知育ロボット」が子供の将来を変えるかも?
※ それ、誰が書いたかわかる?ロボットが「手紙」をしたためるなんて…
※ タッチ一つで変幻自在!25種類ものカードを一元管理する「SWYP」
※ こんな名前でも笑っちゃいけないGoogleの人工知能「DQN」
※ 車に興味がなくても知るべき!「水素で走る車」がどうしてスゴイのか
【参考・画像】
※ Ringo ? The palm size robot with real personality! by Plum Geek – Kickstarter