「年貢納めた?」で目標額を約300%達成
『シェアビレッジ』プロジェクトには、「ご支援よろしくお願いします!」というような雰囲気はない。「そろそろ年貢の納めどき!」、「年貢納めた?」といったフレーズに、「面白そう!」という自発的な参加が集まっているようだ。
こうしたユニークさは他の面にも見ることができる。例えば『シェアビレッジ』の村民は支援金額に応じて4タイプに分類され、『ブロンソン(銅村民)』、『メイソン(名誉村民)』等のゴロのよい呼称が与えられるのだ。これら呼称は来村回数に応じて変化もするという。
村とつながる様々なしかけ
そして村民のために都市部で定期開催される飲み会は『寄合(YORIAI)』と呼ばれる。『年貢(NENGU)』を納めた村民は好きな時に自分の村を訪れて田舎体験や宿泊をすることができるが、頻繁に村を訪れるのが難しい場合もある。『寄合』では田舎好きの村民同士が都市にいながら仲良くなることができるのだ。
村では季節ごとに様々なイベントを開催するそうだ。村民同士が仲良くなれば一緒に『里帰(SATOGAERI)』して、お花見や蛍観賞などのイベントに参加することができる。年に一度『一揆(IKKI)』というお祭りも開催される。
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