貧困国に電力のインフラを
誰のために作っているのか。それは貧困国や、難民キャンプなどの発電施設に向けて考えられている。自分達の電気が供給されることで、暗闇が包む街の街灯がつき、女性に対しての暴力事件の発生も少なくなるだろうと研究者は語る。
また、尿という持続可能なエネルギーを使うことによって、有限の化石燃料に頼ることがなくなるのも魅力的だ。ランニングコストもかかることなく、インフラを安定させることができるだろう。今後も大学は支援団体と協力しながらアフリカの国々に普及していく計画だ。
尿で動く照明や携帯電話に拒否反応を示す人もいるかもしれない。しかし、有限の化石燃料やガスを使い続けているほうがよっぽど“不健全”ではないだろうか。地球の環境をこれ以上悪化させないために、自分達の力で効率的に発電していくことが今後は求められるだろう。
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