現在、地球温暖化の進行が将来への課題として取り沙汰されており、国際協調のもと、今後一層の取り組みを進めていく必要がある。いっぽうで、気候の温暖化や寒冷化は歴史上繰り返されてきたもので、近代の人間の活動とは直接的な関係が見いだせないとする立場もある。
しかし、気候変動に関する専門誌に掲載された最新の研究によると、ここ数十年で地球上に起こった気候変動は、歴史的な水準よりも速く進み、さらにそのスピードをあげているという。
米エネルギー省の研究機関であるPacific Northwest National Laboratory(PNNL)のスティーブ・スミス氏と、PNNLとメリーランド大学カレッジパーク校がコラボする気候変動問題の専門研究所Joint Global Change Research Instituteのメンバーが、研究で明らかにしている。
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