IT/テック

フレームがもはや彫刻!自分のためだけにオーダーできるアートな自転車

レーザーカットで部品を作る

実際のところ、この彫刻に機能はない。この自転車の先進性と独創性をアピールする装飾といったところだ。むしろただの丸パイプよりは強度が落ちるので、それをカバーするために太くて肉厚のパイプを材料としているくらいで、軽量になるわけでもない。

この自転車の最大の特徴は、ステンレススチールの部品をレーザーカットで加工していることだ。従来の加工方法に比べて一品ものの製作がやりやすい。パイプそのものにカットによる彫刻を施すことだって簡単にできる。

Erembald03

この自転車を製作しているのは、金属加工の機械を扱っているベルギーの会社だ。実は、当初は角パイプをレーザーカットしてトラス状にすることで、軽量化ができないかと思ってスタートしたアイデアらしい。しかし、結局カーボンフレームより軽くすることはできなかった。

しかし、その研究途中で、レーザーカットによる部品を使ったスナップ接合やパラメーターによる設計は、自転車の製造をより柔軟かつスピーディにできることがわかったという。オーダーメイドで自転車を作っても、特別にコストが上がるようなことはなくなるのだ。

すべての部品はパズルのような形で加工機から出てきて、溶接の前に容易に組み上げることができる。その製造プロセス自体がイノベーションになったというわけだ。

Erembald02