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テレ朝社員が飲み会で負傷…!? ルールを無視した行動に批判殺到

東京都で再び緊急事態宣言が発令され、新型コロナウイルスへの緊張感が高まるなか、予定通り8月8日に東京オリンピックの閉会式が行われました。閉会式自体は問題なく終わったものの、“テレ朝社員の緊急搬送「大変遺憾」 10人の飲食会合、店の外に転落し負傷”という日刊スポーツによるニュース(※1)が報道されると、世間から批判が殺到しました。

なぜ、ここまで批判を集めてしまう事態となってしまったのでしょうか。この出来事に対して、どのような声が寄せられているのか見ていきましょう。

緊急事態宣言下で行われた打ち上げ会

日刊スポーツの8月10日の報道(※1)によると、「東京オリンピック(五輪)閉会式が行われた8日夜に、同社番組スタッフが東京・渋谷の飲食店で10人の飲酒会合を開催し、翌9日未明に同社スポーツ局社員1人が誤って店の外に転落して負傷し、緊急搬送された」とのこと。また、「スポーツ局の社員6人、社外スタッフ4人は、いずれも東京五輪に関係した仕事をしていた」と報じています。

メディアという立場なのにルールを無視してしまった

緊急事態宣言が発令されていた東京都で、ルールを無視した行動が明らかとなったため、批判が殺到しました。

中には、いままで記者会見を取材する側だったメディアが、なぜ謝罪会見をしないのかというコメントも寄せられています。

また、負傷したことへの批判は無いものの「医療現場の方々のやるせなさ感が倍増してそうです」という医療がひっ迫した状況を顧みたうえでの意見もありました。

そして、「せめて、プライベートルームでやってくれ。貴重な病床を1個使ってるし。呼吸器に影響してないから、自宅療養にしてもらってください。」という打ち上げ会を行う場所についての意見や、新型ウイルスの感染者が自宅療養している中で、入院する必要が本当にあったのかという不満の声も寄せられていました。

緊急事態宣言が続く中で、新型ウイルスの感染者が急増しており、本来は自粛を呼びかける立場であろうメディア関係者がこのような事件を起こしたことで、メディアという存在への信頼について疑問を問いかける意見や批判が多く見られました。

コロナ禍では、メディアが出す情報が信頼できるのかどうかが、今まで以上に重要になっています。これからは、そのメディア自体の信頼度や本質的価値が求められていくのではないでしょうか。

【画像・参考】
※1 テレ朝社員の緊急搬送「大変遺憾」 10人の飲食会合、店の外に転落し負傷 – 日刊スポーツ
※yu_photo/PIXTA(ピクスタ)