トレンド

フェス開催も拭えない不安…ウィズコロナ時代の選択やいかに

ウィズコロナ時代に突入して1年以上経ちましたが、感染者数はいまだに減少せず、感染拡大は継続の一途を辿っています。2021年8月29日時点で、日本国内の感染者数は145万9314人、そのうち死亡者数は1万5958人となっています(※1)。こうした状況を受けて多くのイベントが中止や延期となる一方で、開催に踏み切るイベントも存在します。こうしたコロナ禍でのイベントに対し、特に参加者や開催地の住民は不安を拭えずにいます。

コロナ禍でのフジロック開催

国内最大級の音楽イベント「フジロックフェスティバル」が、8月20日から湯沢町で開催されました(※2)。

過去には数多くのイベントがコロナにより中止となっていましたが、フジロックは開催に踏み切りました。人が多く集まり、その中には緊急事態宣言下にある他の都市からの開催地・新潟への流入も予想されます。こうした懸念がありながら決行となった背景には、ワクチン接種の拡大があるのでは……という声も多く見られました。ウィズコロナで経済復帰に踏み出そうとするなかで、フジロックはある種その試験的な役割を担っていたのかもしれません。

このイベントの開催については、SNS上でさまざまな声が上がっています。

オリンピック・パラリンピックが開催されたことでイベント開催が可能な状況になったと錯覚してしまうが、感染拡大が収まっていない現状では時期尚早であるとの見方がありました。ワクチン接種により感染拡大が減少してから開催すべきでは……との意見も多く挙がっています。

他都市から多くの参加者が流入することにより、フジロック開催地である新潟の感染者数がさらに増えるのでは、コロナがより蔓延してしまうのでは……という懸念の声も。

その一方で、コロナ禍での開催を肯定する声も上がっています。

イベントや行事がなくなることによって日本経済が停滞し、国家として成り立たなくなる危険性を踏まえ、今回の開催はその停滞を食い止めるきっかけになるという見方もあります。

配信を見る限り感染対策が適切になされているように見え、主催者側の熱意を感じられることから、今後のイベントの「モデルケース」になってほしいという声もありました。

ウィズコロナで感染対策と経済の両立を

前述のように、フジロック開催には多くの賛否が寄せられました。ワクチン接種が広まっているものの、いまだ感染拡大は止まらず、拡大の一途を辿っています。しかし、このままイベントの中止や営業短縮等を続けていては、やがて日本経済は破綻していきます。コロナとの共存を図らなければ、私たちの生活が脅かされてしまうでしょう。

だからこそ、ウィズコロナの意識が大事になっていくはずです。つまり、適切な感染対策を講じること、万が一感染しても十分な医療が受けられる体制をつくること。そして「ノーリスク」はほとんど不可能で、どんな場合でも必ずリスクがあり、確率的にそれが高いか、低いかという考え方をすること。これらを国民が認識することによって、フジロックのようなイベントもなんとか決行できるようになるのではないでしょうか。

こうした意識変化が、日本経済の回復への足掛かりとなるかもしれません。

【 画像・参考 】
※1 日本国内の感染者数(NHKまとめ) – NHK
※2 「フジロック」参加者が新潟県入り 期待と不安交錯の中、感染対策徹底し2年ぶり開催 8月20日から22日まで – TeNYテレビ新潟
※ Monkey Business Images/Shutterstock