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文科省「#教師のバトン」が炎上…不満を浮き彫りにする結果に

文部科学省が今春、SNS上で始めた「#教師のバトン」プロジェクト。教員の仕事の魅力を発信する目的で行われたものでしたが、長時間労働などを嘆く声が相次ぎ、結果的に“炎上”するという事態に。

Twitterでは文科省側の対応の遅さなどを指摘する声があがっています。

教員の仕事の魅力を発信する「#教師のバトン」が炎上

画像:loveshiba/Shutterstock

文部科学省が発案した「#教師のバトン」プロジェクト。朝日新聞デジタル(※1)の報道によると、このプロジェクトでツイッターへの投稿が約88,000アカウントから、合計約54万件(リツイートを含む)にものぼったとのこと。

「#教師のバトン」は教員から仕事のやりがいや内容を発信してもらい、なり手不足の解消にもつなげるという目的で行われたものでした。しかし、実際の投稿内容は「月の超過労働時間が100時間を超えた」「残業代つけれないなら、本当に業務量減らして」と長時間労働などの不満を嘆く声が相次ぎ、最終的には「炎上」する事態になったそう。

さらに教員たちからの投稿は未だ続いているものの、文科省側からの発信はここ1か月以上ない状態に。いったいなぜ、このような事態になってしまったのでしょうか?

沈黙貫く文科省に怒りの声

画像:mapo_japan/Shutterstock

この報道にツイッターでは「文科省が発信するのは、現実から離れたキラキラ案件ばかりで、現場からの真の声には1ヶ月どころか一度も反応していない」「これで文科省がいかに現場の声を聞かないってことが公になったね」「教師の助けを求める声届いてますか?」などと、文科省の対応の遅さを指摘する声が。教員たちの叫びの声が投稿され続けているのにも関わらず、このプロジェクトの発案元である文科省が沈黙を貫いているということを疑問視する人が大勢いるようです。

また「本気で変えるなら、早く時間外や学校管理下外の対応はできないことを保護者に周知して、部活を廃止するしかない」“こんなプロジェクトで、「やりがい」を投稿してもらおうと考える時点で、現場のことを分かっていない”という、現場の状況を把握していない的外れな施策だったと苦言を呈すコメントも見られました。

「#教師のバトン」で

今回の「#教師のバトン」は教員の仕事の魅力を発信するという目的ではじまったものですが、結果的に教員たちからの叫びの声が相次ぎ炎上しました。Twitterを活用するという斬新なアイデアでしたが、それが裏目に出てしまったといえます。

これにより、教育現場の過酷さや、時間外労働などの課題点が浮き彫りに。またこの教員たちの投稿を無視し続ける文科省への対応にも不信感が募ります。

そもそもこのような事態を招いたのには、文科省が現場で起きている様々な課題に目を向けていなかったことが原因なのではないでしょうか? また予期せぬ炎上であったとしても、長期間放置するのではなく、スピーディーな対応を行う必要があったはずです。

教師たちの不満は依然として続いている状況です。文科省側には、一刻も早く課題解決に向けての対応が求められます。

【参考・画像】
※1 「#教師のバトン」 やまぬ大変さ訴える声 文科省は1カ月発信なし – 朝日新聞デジタル
@kurokouT@machidasensei@Aka_neige@yatterannee2@RHTDz6V44OfJ9uC/Twitter
※maroke・loveshiba・mapo_japan/Shutterstock